COLUMN コラム

8.当社コンサルタントに聞く! 伊藤優花 編

8.当社コンサルタントに聞く! 伊藤優花 編

“行政経験 × 現場視点”で地域を動かす 伊藤優花さんとの対談

聞き手:OnenessLink株式会社 代表取締役 砂川章雄

🗣 砂川:
まず最初に簡単なご経歴を教えてもらってもいいですか?

🧑 伊藤:
はい、東北の県庁で9年半勤めていました。地域創生や公共事業に関わる補助金申請、契約事務などを担当していました。

🗣 砂川:
補助金業務って一般の方には少しわかりづらいと思うんですが、もう少し詳しく教えてもらえますか?

🧑 伊藤:
国や自治体が補助金を出して地域の事業や活動を支援する仕組みに関わる仕事です。
自治体自身が民間事業者に向けて補助金を公募するケースもありますが、県として国の補助金(国費)を要求する仕事もあります。
私の場合は主に、この「国費申請」をメインに担当していて、県や市町村からの要望をとりまとめたり、申請内容を国に提出したりする業務に携わっていました。

🗣 砂川:
公共事業にも携わっていたと聞きましたが、どんな業務内容でしたか?

🧑 伊藤:
道路や河川、防災関連の公共事業に携わっていました。
市町村の補助金(国費)申請に関しては国から補助執行を受けている場合があり、実績報告の書類確認や現地検査を担うこともありました。

🗣 砂川:
なかなか現場寄りなお仕事だったんですね。

🧑 伊藤:
はい、実際に現地に足を運ぶことも多かったです。

🗣 砂川:
予算要求にも関わっていたとのことですが、どんなプロセスでしたか?

🧑 伊藤:
昨年度の実績をもとに予算案を作成し、上長ヒアリング、財政課との折衝、最終的には議会に提出という流れでした。
シーリングで大幅に削られることもあり、何度も交渉を重ねました。

🗣 砂川:
議会に出した後でも戻されることがあるんですか?

🧑 伊藤:
修正や否決されることもありますね。
県として重点政策が変わると、昨年通った予算が例年通りに行かないこともありました。

🗣 砂川:
そこからさらに民間企業やフリーランスとして活動を?

🧑 伊藤:
民間企業で1年間働いたあと、フリーランスとして活動を開始しました。
決定スピードが早く、新しい挑戦がしやすいと感じました。
スタートアップ企業と仕事するなかで、民間の柔軟さと勢いを実感しました。

🗣 砂川:
ワンネスリンクに参加しようと思ったきっかけは?

🧑 伊藤:
行政経験を活かしたいと思ったからです。
行政と民間企業をつなぐ役割に魅力を感じて参加しました。

🗣 砂川:
そのつなぐ役割について、もう少し詳しく教えてください。

🧑 伊藤:
今は行政だけでは街づくりが難しくなっていて、民間企業や中小企業の協力が不可欠です。
地方に根差した企業と行政がうまく協働できるような仕組みを作っていけたらと思っています。
以前、郊外の地域の方と深く関わった経験からも、地域の声を届ける橋渡し役になりたいという想いがあります。

🗣 砂川:
その想い、ぜひこれからのプロジェクトで活かしていきましょう!


元・県庁職員/フリーランス行政アドバイザー 伊藤 優花

「行政経験 × 現場視点」で地域と民間をつなぐ、伴走型アドバイザー

東北地方の県庁に9年間勤務。地域創生、公共事業、補助金申請・執行管理など、地方自治体の予算要求、契約、現場実務に至る幅広い業務に携わる。
その後、民間企業やスタートアップとの協業を通じ、「行政と民間をつなぐ実務家」の重要性を再認識。
行政側の目線と地域現場での経験を強みとし、計画づくりから実行支援まで一貫して地域課題に向き合う“伴走型パートナー”として活動中。

地域を動かすのは、現場の“熱”と仕組みの“知恵”。

制度を知り、仕組みを整え、人を巻き込む。
その行動力と柔軟性を活かし、伊藤優花は、これからも地域の可能性を育む「つなぎ手」として挑戦を続けていく。


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